インターネット上の有害情報を監視する「インターネット・ホットラインセンター」からの通報を受け、警視庁、大阪府警、千葉県警など8都府県警は31日、ネット上に児童のわいせつ画像などを掲載した児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの疑いで、16〜45歳の男計18人を摘発(うち14人を逮捕)、32カ所を家宅捜索した。警察庁によると、児童ポルノに絡む一斉摘発は全国初。
警察庁から業務委託を受ける同センターには、児童ポルノ画像などの違法情報が多数寄せられており、昨年の通報件数は特に増加傾向にあった。
児童ポルノ対策をめぐっては、業者による違法サイトへの接続の強制遮断(ブロッキング)導入が決まっており、関係省庁は5月27日に捜査や削除要請の結果を待たず、違法画像を発見したら即座に遮断できるようすることで合意した。